sait0’s blog

思想があり、それを概念として提示するだけではなく、実践する生き方

1. 無題

しばらくずっと卒論執筆におわれていた。卒論の執筆で一日に何千字も書くことが習慣になりつつあるので、これをこのまま継続していきたいと思いはてなブログをはじめた。普段はnoteに書くことが多いのだけど、noteはヘッダー画像なしでは投稿しづらかったり、引用をしたり脚注をつけたりするのがしづらかったりするので、しばらくはてなブログを使ってみようと思う。

これまで自分は物書きにはなれないなと思っていた。けれど今回卒論を書いて、無理矢理にでも何万字という成果物を作らなければならない状況に置かれて実感したのは、単に自分はこれまで物を書く訓練が圧倒的に足りていなかったのだなということである。論文を書きはじめて最初に感じたのは、一夜漬けで何万字も書くのは不可能であるということだった。12月の半ばに一度初稿の提出をしなければならなかったのだが、その時の自分はまあ3日くらいあれば2万字くらいは余裕だろうと思っていた。ところがどっこい普段書く習慣のまったくない状態で、3日ではクオリティのクソ低い文章を1万字も書くことができなかった。そこから心を入れ替えて、一気に大量に書くのではなく一日に少しづつでもいいから卒論を書き進めていくことにした。

帰り道に近くのコンビニでビールを買ってきて夕飯を食べながらそれを半分ぐらい飲む。そしてビールの残りを飲みながら一服して、そこからその日の書き物をしている。これが最近のルーティーンになりつつある。不思議なものでそんな習慣を続けていくうちに少しづつ一日に書くことのできる分量が増えていった。今では一日に一文字も書かないと、本当にうっすらではあるけれどなんとなく気持ち悪い感じがするくらいになってきた。

せっかくならこの習慣を続けていきたいなと思って今日も書いている。何か別の書き物がある時はこの時間にそちらをやるかもしれないので、毎日更新することにはこだわらずにやろうと思っているが、何も書かなければいけないものがない日にはここに書いていこうと思う。日記を書けばいいとも思ったけど、一丁前に自己顕示欲はあるので、もしかしたら誰かが見ているかもしれない空間に自分の書いたものを置いておきたいという気持ちがあった。あとは基本的に自意識過剰なので、書き殴った文章を知り合いに見られるのは恥ずかしいのである。というかそっちが本当の理由である気もする。

春から大学院に進学する予定なので、いつかまた修論を書かなければならない。授業でレポートを書く機会もあるだろう。そんな時に文章を書くことがまったく苦にならない状態だったらとても楽だし、精神衛生上もいいような気がする。卒論という、書き物千本ノックを経てなんとなくいい状態である気がするので、この状態をキープしていくためにも日々何かを書くことを習慣にしていきたい。

卒論を書いていて、自分はつくづく引用でできている人間であるなあと思った。自分から声高に主張したいことは特にないし、そんなことは恥ずかしくてできないと思うのだが、誰かが言っていることでなるほどなと思ったことを自分の中に蓄積したり、世の中で起こっていることの裏側を考えることは好きだ。ここではそんなことを軸にして書いていけたらいいかなと思っている。